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現在ドーピングの薬物に対する規制は多々ございますが、VESPAはそのいずれにも当てはまりません。ここでは、ドーピングに関する規制を抜粋させいただきます。
スポーツ選手が薬物を使用する目的は、傷害や疾病の治療、競技力の向上、娯楽・快楽の追求の3つが考えられます。競技力向上目的での薬物使用はドーピング(Doping)と呼ばれ、国際オリンピック委員会(IOC)および各スポーツ競技団体(IF)の規則により禁じられています。
ドーピングが禁じられるのは、?健康を害する, ?医学やスポーツの倫理に反する, ?フェアプレー精神に反するなどといった理由によるものです。
現在ではヨーロッパの多くの国々で保険医薬(くすり)として広く使われ、糖尿病体質改善、高血圧症、甲状腺機能障害、婦人科疾患、火傷による皮膚感染症…等々の広範囲にわたる適応有効性が多くの学会において報告されています。
薬効別に分類・指定した物質の投与
興奮薬
効果:集中力の昂揚、疲労感の減少、競争心や敵愾心の高揚
副作用:正確な判断力の喪失、幻覚、偏執性妄想(他人にアクシデントを起こさせる可能性)
主な興奮薬の例:アミフェナゾール、アミネプチン、コカイン、フェンカンファミン、ペンチレンテトラゾール、サルブタモール*、アンフェタミン類、カフェイン**、エフェドリン類、メソカルブ、ピプラドール、テルブタリン*、および関連物質
(*吸入薬に限り使用可能、**尿中濃度12μg / ml以下は可)
麻薬性鎮痛薬
効 果:激しい痛みの緩和
副作用:呼吸機能低下、身体的・精神的依存症、痙攣発作
主な麻薬性鎮痛薬の例:デキストロモラミド、ジアモルヒネ(ヘロイン)、モルヒネ、ペチジン、デキストロプロポキシフェン、メタドン、ペンタゾシン、および関連物質、(コデイン、デキストロメトルファン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、フォルコジンは使用可)
蛋白同化薬
アンドロジェニック・アナボリック・ステロイド(AAS)とβ2作用薬とに分類される。
AAS
効 果:筋力や筋量の増加、攻撃性の高揚
副作用:肝臓、皮膚、心臓血管系、内分泌系に悪影響、腫瘍や精神障害の誘発、男性の睾丸萎縮、前立線ガン、女性の男性化
主なAASの例:クロステボール、メタンジェノン、ナンドロロン、スタノゾロール、フルオキシメステロン、メテノロン、オキサンドロロン、ストステロン*、および関連物質、(*尿中テストステロンTとエピテストステロンEの比、T/E値が6以上の場合には、生理的・病理的条件に起因する証拠が無い限り違反とみなす)
β2作用薬
効 果:強力な蛋白同化作用
主なβ2作用薬の例:クレンブテロール、サラブタモール、テルブタリン、サルメテロール、フェノテロール、および関連物質
利尿薬
本来は、組織中の過剰な体液を除去し、高血圧に対する重要な治療薬でもある。
効果:急激な減量、尿の希釈による他の薬物濃度の低下
副作用:急激な減量による健康阻害、(尿の希釈は偽装行為であり倫理的に容認できない)
利尿薬の例:アセタゾラミド、クロルタリドン、フロセミド、ニトール、スピロノラクトン、ブメタニド、エタクリン、ヒドロクロロチアジド、マーサリル、トリアムテレン、関連物質
ペプチドホルモンとその類似物
胎盤性性線刺激ホルモン(HCG)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、成長ホルモン(HGH,ソマトロピン)、エリスロポエチン(EPO)がある。
HCG
効果:HCGおよびその関連化合物を男性に投与すると、内因性男性ホルモン性ステロイドの生産を高める。(外部からテストステロンを投与した場合と同等の効果がある)
ACTH
効果:内因性コルチコステロイドの血中レベルを著しく向上させる。(コルチコステロイドの経口、筋肉内、静脈内投与と同等の効果がある)
HGH,ソマトロピン
副作用:心筋症、高血圧、糖尿病、末端肥大症などの誘発。汚染されたヒト由来成長ホルモン製薬は、クロイツフェルト・ヤコブ症候群(致死性神経疾患)の原因となり得る。
EPO
効果:赤血球の生成を促進。(人工的に合成されたEPOは貧血の治療目的でよく活用されるが、血液ドーピングと同様な効果をもたらす)
禁止薬物ではないが、以下のような規制対象薬物がある
アルコール
「国際スポーツ団体と当該医事責任者の同意に基づき、エタノールのテストを行なうことができ、結果によっては制裁を伴う」とされているだけで、摂取量については明示されていない。しかし、競技後のドーピング検査時に採尿困難な者にはビールの摂取が許されている。
マリファナ(大麻
)
これも、「国際スポーツ団体と当該医事責任者の同意に基づきテストを行なうことができ、結果によっては制裁を伴う」とされているだけで、摂取量については明示されていない。
局所麻酔薬
医学的に正当と認められた場合に限って、投与量と方法を記し当該医事責任者に申請書を提出した上で、ブピバカイン、リドカイン、メピバカイン、ブロカインの局所および関節内注射のみが認められる。コカインは使用不可、ただし血管収縮薬(アドレナリンなど)が結果的に局所麻酔薬と共に使用されることは認められる
コルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)
抗炎症薬として多くの疾病の治療薬として広く利用されている。全身投与は、生体が分泌するコルチコステロイドの本来の分泌に影響を与え、また陶酔感などの精神的な変化をもたらし、かつ種々の副作用を引き起こすとされ、局所使用(経口、皮膚、点眼)、吸入療法、関節内または局所注射以外は禁止されている。座薬も不可である。上記の使用であっても、チームドクターは当該医事責任者に文書で通知する義務がある。
ベータ・ブロッカー(β遮断薬)
β−アドレナリン性受容体を遮断する一群の薬物の総称で、徐脈、末梢血管の収縮をもたらし、通常は高血圧、狭心症、不整脈などの治療に用いられる。
効 果:「あがり」の緩和
副作用:中枢神経の抑制症状、男性の性機能不全、持久性運動能力の低下
(持久性競技種目での検査は不必要であるが、アーチェリー、ボブスレー、飛び込み、シンクロナイズド・スイミング、リュージュ、近代五種、射撃、スキー・ジャンプ、フリースタイル・スキーなどでは検査が必要)
β遮断薬の例:アセブトロール、アルプレノール、アテノロール、メトプロロール、オクスプレノロール、ソタロール、ラベタロール、ナドロール、プロプラノロール、及び関連物質
各種ドーピング方法の行使
血液ドーピング
競技者に血液や赤血球または関連製剤を投与することをいう。一般に、競技者自身の血液を事前に採取保存しておき、後に血液レベルが正常に回復してから競技会の直前に再注入する。このような行為は、医学やスポーツの倫理に反する。
効 果:赤血球の増加
副作用:他人の血液使用時の不適合血液によるアレルギー反応、急性溶血、腎不全、遅延型輸血反応、感染症、循環器系への過負荷、代謝性ショック
薬理学的、化学的、物理的不正操作
ドーピング検査のための尿サンプル本来の状態や正当性を変化させる物質の使用や方法の行使の禁止。例:カテーテルによる尿の交換や操作(他人の尿の膀胱内注入)、プロベネシドや関連化合物などによる腎臓排泄の抑制、エピテストステロンの投与。(エピテストステロン濃度が200ng/ml以上の場合は、さらなる調査が要求される)
[ ドーピングにならない薬物リスト(丸紅商事様リンクご提供) ]
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